キックオフイベントで発表された「Fun to Share」のロゴマーク
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 環境省は26日、豊かな低炭素社会の実現を目指し、企業や団体、地域、個人が知識や知恵を共有するキャンペーン「Fun to Share」をスタートし、同キャンペーンに使うロゴマークを発表した。ロゴマークは賛同企業・団体が無償で使うことができる。同日、東京都内で行われたキックオフイベントに登壇した石原伸晃環境相は「地球温暖化は人類にとって待ったなしの課題で、私たちが自分のこととして地球と向き合う必要がある。一人一人が運動の担い手。皆さんのご賛同を心からお願いしたい」と呼びかけた。

 「Fun to Share」とは、最新の知恵をみんなで楽しくシェアしながら、低炭素社会を作っていこうよ!という合言葉。政府は昨年11月に発表した地球温暖化外交戦略「ACE(Actions for cool Earth)」で、「世界全体の温室効果ガスの排出量を2050年までに半減、先進国全体で80%削減」という目標達成に向け、日本がその努力の先頭に立つと宣言しており、同キャンペーンはその機運を日本全体で後押しするため、これまでの地球温暖化防止国民運動に代わるものとして始めた。企業や団体、地域社会、個人が連携して、豊かな低炭素社会づくりにつながる情報や技術、知恵を共有し、連鎖的に広げていくことでライフスタイルの変化を促すことを目指している。

 企業や団体などは低炭素社会に向けて“シェアしたい”取り組みを宣言することで、同キャンペーンに参加でき、同取り組みが同省主催のイベントやメディア企画、また公式ウェブサイトなどで紹介される。また、個人は同取り組みをSNSなどを使って拡散することや、その企業の取り組みに直接協力することなどで同キャンペーンに賛同することができる。

 石原環境相は今回発表されたキャンペーン名称やシンボルマークについて、「美しい地球を国民の皆様一人一人手を取り合って作っていこうという意味を込めて作った」と説明。「低炭素社会を実現するための取り組みが企業や団体、地域などから生まれてきており、そして日本人には地球のために実践している知恵もある。さまざまな技術や知恵を楽しくワクワクしながら共有し、分かち合う社会を作っていきたい」と語った。

 イベントには、同キャンペーンの賛同団体として、日本経済団体連合会の米倉弘昌会長や日本労働組合総連合会の古賀伸明会長などが登壇したほか、女優の黒谷友香さんや歌手の元ちとせさん、スポーツジャーナリストの中西哲生さんなども出席。国際宇宙ステーションで船長を務めている宇宙飛行士の若田光一さんからビデオメッセージも寄せられた。