「カーボン・オフセット大賞」受賞団体事例発表会の様子
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 日本興亜損害保険が第3回カーボン・オフセット大賞で環境大臣賞を受賞し、このほど東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開かれた「カーボン・マーケットEXPO 2014」で表彰を受けた。同社が受賞するのは第1回の奨励賞、第2回の優秀賞に続き、3回目となる。

 カーボン・オフセットとは、温室効果ガス排出量のうち、どうしても削減できない量の全部または一部を他の場所での排出削減・吸収量でオフセット(埋め合わせ)する考え方で、欧米諸国を中心に広まり、日本でも民間企業での取り組みが活発になりつつある。カーボン・オフセット大賞は、低炭素社会を実現しようと、カーボン・オフセット推進ネットワークが優れたカーボン・オフセットの取り組みを行う団体を毎年表彰している。

 同社は、自動車保険の約款について契約者がペーパーレスの「Eco-Net約款」か「Web確認」を選択した場合や、自動車事故の際の樹脂バンパーについて交換せず補修したり、エコパーツ利用した場合に、一定額を負担し、林業振興やがれき処理など東日本大震災被災地の低炭素型復興プロジェクトの支援に充ててきた。こうした支援による合計オフセット量は日本最大規模の約1万トンに上っており、被災地産のオフセット・クレジットを調達することで、被災地の早期復興を促し、環境にやさしい地域づくりに貢献したことが評価された。

 同社の嶋田行輝・CSR部長は「今では契約者の7割以上のお客様にEco-Net約款を利用していただいている。お客様にとって便利だからというだけでなく、被災地の支援になるという趣旨を説明して、ご賛同いただいた。カーボン・オフセットについて知ってもらえる機会にもなったし、お客様の協力があったからこそとれた賞だと思う」とコメントしている。